比内時計工業のはじまり
比内時計工業は1974年時計の組立、及び部品工の協力工場として、恵まれた自然環境の中で、東北県民の生真面目な性格が時計組立にマッチングし、また社員の大変楽しく明るい雰囲気で創業スタート致しました。
時計組立は、ムーブメント組立の自動化を中心に外装組立、メカ時計に重要な「時計の精度」を極めるヒゲゼンマイ加工を行っておりましたが、時計組立の生産拠点が海外にシフトする状況で、1979年より液晶パネルの製造を始めました。
1985年にはハヤシレピックブランドのスポット照明装置 ルミナーエースの製造を始めると同時にその筐体等部品加工を製造するために、機械加工の仕事も導入致しました。
翌年1986年にはコンピュータ周辺装置関連の精密部品組立の業務も始め、多々の製造・組立に携わって参りました。
1988年に現在の地 新館工業団地に工場を新設・移転し、昭和の最後を迎えました。
平成期
1991年 第2工場2階を増設し、コンピュータ周辺装置関連のスライダー加工作業も本格稼働し、比内工場の人員も150名以上と在籍する中堅企業まで成長しました。
1992年 機械加工技術,ラップなどの精密加工技術を生かし、治具製造、部品加工、ハヤシレピックブランドの照明装置、電動ドライバー、パーツフィーダーなどに関する設計と製造移管もされ、時計部署、コンピュータ周辺機器製造部署、自社商品部署の大きく3つのお取引になりました。
2003年 医療機器 内視鏡用光源装置の製造を始めるため、「医療機器製造業許可」認定を受理し、医療機器製造をスタートさせ、2010年には医療機器品質マネジメントシステム「ISO13485」を認証取得し、品質管理面もできるようになりました。
現在とこれから
2020年以降は、時計部署、機械加工部署、自社商品部署、装置・パーツフィーダーの4つの柱がベースになりますが、今後も日本の製造現場で直面している人不足を解消するため、時計組立の時に培ったハヤシレピックのコア技術(精密電動ドライバー・パーツフィーダー・LED照明等)を総合し、製造現場で困っている人材不足の解消や労働環境の改善などをメインに、地域社会に貢献できる事業に取り組んで参ります。
比内時計工業は、「経営理念」のもと100年企業を目指して、未来に向かってチャレンジを続けます。